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よくあるご質問
■ Simplyについて

よくあるご質問

Simplyについて

Simplyの利用を想定する監査法人を教えてください

主として小規模監査事務所(30名程度以下)を対象としています。まだ、事務所規模が小さく、AuDicsが提供するITインフラ・セキュリティを含むプラットフォームへの投資は、今後の事務所規模拡大・成⾧の中で段階的に進めたい、しかし一方で、監査調書の電子化だけはできるだけ早期かつリーズナブルに始めたいというニーズに対応したサービスです。

Simply上に利用法人独自のシステムを構築できますか

Simplyは、AuDicsが提供するサービスの一部をパッケージとして提供しますので、システム構成のカスタマイズはできません。プラットフォームとしてのサービスを希望される場合は、AuDicsをご利用ください。

Simplyで利用する電子監査調書システム(AQuA)について教えてください

Simplyでは、AuDicsと同じく、利用法人ごとの占有環境の上に、電子監査調書システム(AQuA)用のサーバとデータベースを構築します。AQuAの機能そのものはAuDicsの機能と全く同じです。ただ、Simplyにおいては、ユーザはローカル端末上で調書作成を行い、作成した調書はVPN経由でAQuAにログインをしてアップします。AuDicsにおいては、VDIを利用した調書作成となる点で運用形態が異なります。

Simplyで利用できるクライアント端末の要件を教えてください。

クライアント端末は、OSはWindows(Mac,iOS,Androidは不可)とMicrosoft OfficeのインストールされたPCを前提としており、OSとOfficeのバージョンに条件があります。なお、ローカル端末のデータセキュリティ、マルウェア対策は利用法人側にて対応(Simplyのサービス対象外)となります。

Simplyではリモートワークは可能ですか

はい、可能です。Simplyではクライアント端末にソフトウェアVPNを入れて、外出先からAQuAに接続できます。また、Simplyでは事務所拠点とAQuAサーバのあるAWSとの間をVPNで接続しますので、利用法人において外出先から事務所へアクセスする環境をもっている法人では、Simply導入後、外出先から事務所拠点経由でAQuAに接続することも可能です。

リモートワークの方式は利用法人における既存のネットワーク環境によっても異なります。実情に応じた運用を導入時に検討してください。

将来的にAuDicsへアップグレードすることは可能ですか

はい、可能です。Simply上で、電子監査調書システムを利用している法人が、事務所規模の拡大・成⾧に応じて、より高度かつセキュアなプラットフォームを利用したい場合、将来的にAuDicsへ移行することができます(なお、Simply環境の再設定のほか、AuDicsへのアップグレードに伴う新規構築にかかる費用が別途発生します)。

SimplyにおいてAQuAの監査調書はどのように保全されますか

AQuAに保存した電子監査調書は、利用法人の占有環境(VPC)に保存されます。保存するデータの暗号化や遠隔かつ複数ロケーションへの自動バックアップ、サーバの運用監視、万が一の時のデータベースのリストアなど、AuDicsと同様のサポートで保全されます。

AuDicsにアップグレードする場合、それまで登録した監査調書などはどうなりますか

監査調書データをはじめ、下記はSimplyからそのままAuDicsに引き継がれます。

  • ●AQuA上の監査調書データ
  • ●バックアップ用のストレージデータ
  • ●AWS上の法人占有環境(VPC)
  • ●AWSと事務所間のVIC-VPN
AuDicsにアップグレードするメリットは何ですか

SimplyからAuDicsへ移行すると、AQuAへの接続は仮想デスクトップ(VDI)となります。また、VDIの利用に伴い、セキュリティ対策はより充実したものとなります。下記はセキュリティに関する主なアップグレード項目とそのベネフィットになります。

  1. VDIを中心としたプラットフォーム環境となり、法人占有環境へ監査調書以外のシステムの構築・オンプレからの移行ができる。
  2. それに加えて、法人占有環境からクラウドサービスを利用できるため業務遂行環境そのものをクラウドへ移行することで大規模災害等が発生したときでも業務継続・早期回復が可能となる。
  3. VDIを利用することで監査調書等がローカル端末に保存されないため、物理端末の紛失・盗難時の情報漏えいリスクが大幅に軽減できる。
  4. VDIベースとした、より強固なローカル端末のデータレス運用が可能となる(ソリューションの選択肢が増える)。
  5. ActiveDirectoryを利用したユーザ認証のしくみを構築する。監査調書を保存するAQuAがある法人占有環境への接続(VDIへのログイン)にあたり、多要素認証の利用と合わせて、第三者による不正利用リスクを軽減できる(なりすまし対策)。
  6. ActiveDirectoryを利用したファイルサーバなど内部利用ユーザ間のアクセス制御ができる。
  7. Security Operation Centerや各種エキスパート人材など外部委託サービス・リソースを共同利用できる。

まずは一度、ご相談ください。
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