電子監査調書システムには、例えばAuDicsで提供している「AQuA(アクア)」や市販されているSaaS/ソフトウェアの「CaseWare(ケースウェア)」などの製品があります。
いわゆるドキュメント管理型のシステムです。従来から使⽤している調書フォーマット(ワード、エクセル等)はそのまま使⽤し、これら調書データを電⼦的に保管管理することができます。
ドキュメント管理の機能に加えて、監査特有の機能を備えています。例えば、監査手続の進捗管理、審査実施の記録、アーカイブ/ロックダウン機能などがあります。
また、法人の監査調書体系や調書フォーマットを保持できるため、容易に現場へ適用でき業務の標準化を図りやすくなります。
はい、導入法人様にて選択することができます。仮想端末上のアプリとして動作するインストール型製品か、インターネット経由で利用するSaaS型のサービスであれば基本的に利用可能です。
監査調書の保存/管理、監査手続の進捗管理、監査調書作成・査閲においてシステム上でサインの実施、審査実施状況の管理などが行えます。また、どこからでも最新の監査調書へアクセスできるため、移動時間の節約など時間を有効活用して業務が行えます。
監査調書は全てクラウド上のシステムに保管されていますので、インターネット接続環境があれば執務場所を問わず監査調書の作成、調書レビューが行えます。常に最新の監査調書へアクセスできることから、リモートワークとの相性は良いです。
電子監査調書システムは、内外の脅威から守るセキュリティ対策の整った、AuDicsの高度かつ信頼性の高いクラウド型ITプラットフォーム上で稼働し、中小監査事務所に必要な機能をオールインワンで整備しています。
AQuAを例にしますと、エンゲージメント単位に、監査を担当する筆頭業務執行社員(EP)、業務執行社員(KAP)、審査担当者(EQCR)、主査、監査チームメンバー、サポートスタッフを登録するマスタがあり、ここに登録されたメンバーのみが、エンゲージメントにアクセスできるようになっています。
AQuAを例にしますと、エンゲージメント内の、メインインデックス-詳細インデックス-監査手続という形で階層化した体系内に位置づけられるよう、作成した調書をファイル添付します。なお、添付できるファイルの種類には制限はありません。
監査実施者の実施記録やレビュー者のサイン、審査担当者の確認サインはいずれも電子的に行います(クリックすることで日付、名前が入ります)。
調書の最終整理が終わり、アーカイブ(ロックダウン)を行うと、電子サインの変更/取消、添付した監査調書の変更は一切行えなくなります。
バックデートでの電子サインは行えません。
AQuAを例にしますと、電子調書システム上での直接編集は行えません。一旦、添付されている調書ファイルをダウンロードし編集後再度添付する方法となります。
レビュー者が調書作成者に成り代わって編集し再度添付することは可能ですが、レビュー内容を記載したファイルを「指摘事項」欄に添付して調書作成者に連携する機能もあります。
「アーカイブ」機能(ロックダウン機能)を実装しています。
アーカイブ実施後は、調書の閲覧はできますが、監査手続の実施者のサインオフの日付、レビューのサインオフの日付、監査調書ファイルの変更は行えなくなります。
電子調書システムのアクセスログに操作履歴が出力されます。添付した調書の変更内容までの詳細なログはございません。
電子監査調書システム内に、紙面調書の整理番号、調書名、調書整理の完了日を記録し、紙面調書を管理できる仕組みがあります。
外部レビュー者用のアクセス権限を用意します。外部レビュー対象のエンゲージメントのみ閲覧することができます。
監査手続は、自由に設定できます。なお、AQuAでは、ご希望に応じて「財務諸表監査・内部統制監査の手引(通称:水色本)」に基づいた監査手続のテンプレートを提供することができます。
電子監査調書のデータをはじめ、AuDicsプラットフォーム上で運用しているサーバやデータベースは、日々バックアップを取得しています。
まずは一度、ご相談ください。
ADICが監査法人のIT化をサポート致します。